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例によって、ミヤモト氏と旅へ。もう何年だろうか。
彼企画による日帰り18きっぷの旅。
朝、8時45分に京都駅集合と言われる。毎度のことだが、行き先は聞かされていない。
8時40分ごろに着くとすぐにミヤモト氏登場。
「さ、行き先を決めるか。」と言われ、2枚の折りたたまれた紙を見せられる。どうやら地図のようだ。「では、邪悪な右手で。」とミヤモト氏も知らぬ「ロードス島戦記」ネタで返す。右手は和歌山だった。なお、左手は播州赤穂。
年々、行き先の過酷さが減った気がする。どうでしょう風に言えば、「辛いものはもう結構」という心境だろうか。あるいはネタ切れかもしれない。18きっぷで日帰り、という制限だと確かにネタはどんどん減るわな。以前はともかく遠いところへ、ということで1時間に電車が1、2本、電車待ちが1、2時間。もちろん周囲に何もない、という旅もしばしばあった。しかも行き先に特に名所があるわけでもない。あってもシーズンオフということも多い。
今回は和歌山、ということで、播州赤穂のように電車で1本というわけではないが、それでも、乗換は大阪でのみ。しかも本数も比較的多い。
天気は例によって快晴。この旅で天気に苦しんだこともほぼない。
和歌山は2時間余り。大阪乗換後、ほどなく座ることもでき、しばらく車窓を眺めているうちに和歌山に到着。
和歌山での目的はスーパー巡り。当初この旅ではおまけのような目的だったこのスーパー巡りもいつの間にやら主目的になっていた。彼の持ってきた地図にはスーパーくらいしかマークがされていなかった。回れそうな数は10弱。到着は11時過ぎで、帰りの電車は京都駅19時ごろ着目票で16時30分過ぎ和歌山発。
早速、駅隣接の近鉄百貨店地下へ。名物や百貨店でありがちな各種店舗も並ぶ。名物、名産品を回って、もしも各店舗で何も買えなくても最終的にここでなんとかなることを確認して、何も買わずに出る。
車中でも少し悩んでいたのが昼飯。彼はどちらかというと海産物が好きではない。貝と蟹以外は食べられるとはいうが、じゃあ、なんで海沿いの町に来たんだ、というツッコミをしたくなることはよくあることである。一方で和歌山ラーメンという名物もあるが、彼はラーメンも強いて外で食べたいものでもない、と言い出す。
さして気になる店もないままぶらぶらひとまずの目印としている和歌山城方面へ。途上、いくつかのスーパーなども巡る。まず見つけたのが「ゴトウ」というスーパー。ここは彼の地図でもマークをされていなかった。私はスーパー巡りは素人なのでそれでも地元の食生活を見るのは楽しく、だいぶだらだら眺めていたが、彼が帰ってこない。だいぶ不安になりだしたころにレジに並ぶ彼を見つける。「やばい。1軒目でだいぶ見つけてしまった」という彼はいくつかの商品を手にしていた。その後、このスーパーが幅を利かせているというチェーン、オークワを見つける。コーナンと隣接していた。しかし残念ながらチェーン店らしく、オリジナルブランドはだいぶ多かったが、さほど目新しい土地のものもなく、店を出る。その後、ぶらくり丁という通りがあるというのでそちらに向かう。その間、歓楽街なのだろうか。タイ古式マッサージばかりが何店も目につき、あとは飲み屋がちらほら。年の瀬だったからかもしれない。
途中、頼みの地図をなくした、と彼が言う。まあ、仕方がない。
ぶらぶら歩いていると、「南方熊楠生誕の地」を見つけた。目的にはなかったのによく見つけたものだ。南方熊楠を知らないなりに好きな自分としては、うれしくなる。
たどりついたぶらくり丁商店街。こちらもシャッターが目につく。年の瀬感満載。
オークワで菓子パンを買い、口にしていたものの、だいぶ空腹が気になっている。
「ここどうだろう?」とミヤモト氏が見つけたのは「ぶらくりきっちん」という店。地元の特産を売っている店だろうか?内装もお金はかかっていないように見える質素な感じだが、清潔。だが大きい店ではない。昼時で混みあう中で横並びの二人掛けへ。アジフライが5枚ついているというアジフライ定食を注文。これがすごいボリュームでなかなかな味。満足。ミヤモト氏はいのししのジビエ丼を注文していた。親子丼風だった。2人ともデザートにみかんがついてきた。さすがは和歌山。二人掛けに男2人ということでお店の人にだいぶ恐縮されたがさほど気にもしておらず。ともかく、おいしかった。
満腹になりながらさらに道を進み、和歌山城へ。さすがは徳川御三家の城。広い。起伏も激しい。二の丸庭園が無料だったので入園。シーズンオフのため、さして見るものもないが、お庭はとてもきれいだった。紅葉のシーズンは最高だろうが、もしかするとその時期は金をとりそうな気もする。絶好の快晴の中、本丸の前へ。市内を一望するすばらしい眺め。
本丸前から降りる途中、餌付けされているリスが何匹もいた。まるまると太って、老齢の男性が袋から出すどんぐりをもらっては食べていた。
降りる途中、スロープがあった。その注意書きによると、忍者が介添えするらしい。
和歌山城を降りたあたりで時間がそろそろ微妙になっていることの気づく。スーパー巡りも難しそうだ。地図で気になっていた「刺田比古神社」に向かうことにする。猿田彦か、と思っていってみたのだが、全く、別だった。
あとはもと来た道を戻るのみ。スーパーを巡ろうにも地図もない。途中、「世界一統」という看板が気になる。ネットで調べてみると酒造会社だった。
帰路、オークワをまた見つけたので入店。世界一統の酒が並んでいる。しかも南方熊楠の記念の酒もあり、思わず買ってしまった。それと「お雑煮に」と書いている「マナ」という葉物も買う。雑煮を作る時に使ってみることにする。
あとはひたすら駅へ。二人ともすでに三十半ばを超えている。そんな話を何気にしてみると、意外に二人ともダメージが来た。つらい。
和歌山駅には近鉄とMIOというビルもつながっている。MIO1階のお土産コーナーをぶらつき、その後、近鉄へ戻る。こちらで奥さんに昔ながらのつくりの梅干を購入。自分にはフルーツサンドを買い、和歌山駅内のドトールでコーヒーを補充。帰路へ。
予定通りやや早く、18時30分ごろ、京都駅へ。
「塩焼きそばが食べたい」と言い出したミヤモト氏とともに駅周辺をふらつくがそれらしい店もなく、やむを得ず、ヨドバシカメラのとろろ飯の店でとんかつとの定食にて腹を満たし旅は終了、解散。
何を目的とした旅か?と聞かれたら今や、スーパー巡り、としか言いようがない。しかし毎度ながら年末に楽しい旅である。企画し、誘ってくれるミヤモト氏に感謝したい。
2016年は播州赤穂だろうか?
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