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『未完のレーニン<力>の思想を読む』白井聡 講談社選書メチエ

レーニンの問題作、『何をなすべきか?』と代表作『国家と革命』。
社会主義革命の実践者たるレーニンの思考をたどる。
ただの机上の空論でもなく、日和見主義でもない、本当に夢みたいな理想をひたすら現実的な視点で、実現させたすごさ。確かにレーニンの描いた夢は夢でしかなかったことは20世紀を終えた今なら簡単に一笑にふせる。でもそれはやはり今見直してもすごいことだったし、そして彼が向き合った資本主義社会の諸問題は、彼の夢が潰えた今、さらに悪化しているように思える。

たぶん、白井さんの言いたいことの一つはそういう今だからこそ、レーニンを知ろうということだろう。そして彼は2011年3月11日のあの日から、そのレーニンをふまえつつも新たな何かと向き合っている。
レーニンをたどっていない自分のような人間はだからこそ、2011年3月11日を経過した今でも、やはりこの本と出会えたことはよかったのだろう。
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