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『泣くな、わが子よ』グギ・ワ・ジオンゴ 宮本正興 訳 第三書館
独立直前のケニア。英国の支配下。白人に抑圧されるひとびと。白人に土地を奪われ、小作人に身をやつしつつも穏やかな家庭を築いたゴゾ。ゴゾの息子で教育こそが自分たちを救う、と信じている主人公のジョローゲ。しかし、独立に至る不穏な空気の中、次第に環境は変わり、家庭も崩壊していく。そして教育を信じてきたジョローゲは絶望に至る。
著者であるグギの自伝的なデビュー小説とのこと。
文章は平明。読みやすく、しかし悲しい。後半。スティーブンという少年と思わぬ形で再会したジョローゲの会話は希望と、しかし実際にはその後の悲劇が。
本編は220ページほど。重い内容の割には短く、その分読みやすいのだが、個人としてはもう少し長ければもっと心に刻まれる一冊になったのかもしれない。
独立直前のケニア。英国の支配下。白人に抑圧されるひとびと。白人に土地を奪われ、小作人に身をやつしつつも穏やかな家庭を築いたゴゾ。ゴゾの息子で教育こそが自分たちを救う、と信じている主人公のジョローゲ。しかし、独立に至る不穏な空気の中、次第に環境は変わり、家庭も崩壊していく。そして教育を信じてきたジョローゲは絶望に至る。
著者であるグギの自伝的なデビュー小説とのこと。
文章は平明。読みやすく、しかし悲しい。後半。スティーブンという少年と思わぬ形で再会したジョローゲの会話は希望と、しかし実際にはその後の悲劇が。
本編は220ページほど。重い内容の割には短く、その分読みやすいのだが、個人としてはもう少し長ければもっと心に刻まれる一冊になったのかもしれない。
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