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『宮本常一が見た日本』佐野眞一・ちくま文庫
民俗学者と私は思っていた宮本常一氏の生涯をノンフィクション作家の佐野眞一さんが描く。
明治40年1907年に山口県大島郡で生まれた宮本常一氏。彼がなぜ人の営みに関心を持ち、どのように人びとの暮らしを集め、戦後、離島振興法制定に尽力し、さらにどのように生きられたか。
生涯で地球4周16万キロにも及ぶ収集の旅。10万点に及ぶ映像資料の蓄積。
収奪する調査ではなく、与えあう調査。彼が遺したもの。伝えられるもの。
特に第十三章の地域芸能への思い、はとても重くすばらしい。

お父さんの遺した知恵。おじいさんの遺した暖かさ。家が遺した人を受け入れる優しさ。これらの見えない遺産を大切にしながら民俗学者という枠を超えた活躍をした宮本さんを描く一冊。

読んでいて優しい気持ちになれた。
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『あすナロびより』
中村文、たかしまてつを 角川書店
ナロの写真集第二弾!

表紙そのまんま。とにかくかわいいの。
下関見聞録のたこすけさんも、猫への愛情の深さがよくわかる、とおっしゃってました。私もすごくそう思う。愛の深さを感じる1冊です。
読書会栞の会に先日お邪魔しました。
お題はほっこりする本。
のんびりと互いの本について語り合いました。
『ほたるの群れ2 糺』向山貴彦 幻冬舎文庫
つづきもの。一見すると平凡な中学生、高塚永児。しかし彼は哀しい生活があった。
美しい少女、小松喜多見。彼女もまたつらい環境を背負っている。
小松に高塚は恋をしている。しかしおとなしい彼はその恋に悩んでいる。
小松は人を近づけない雰囲気があった。友だちも少ない。

1巻で小松はある非日常的な風景に出くわす。
そしてその場面を通り過ぎたことから、彼女は暗殺集団に命をねらわれることになる。
暗殺集団に殺されそうになる中、なぜか彼女を暗殺集団のメンバーが助ける。
そしてそんな場面に高塚は遭遇してしまう・・・。

1巻をなんとか生き延びた2人。しかしそれは新たな暗殺者を招くだけにすぎない。
影から2人を守る敵同士の2人。互いに妙な関係で2つの対立する暗殺集団に属する2人の暗殺者が、次々と暗殺者たちを殺していく。そんな中。高塚の中のスイッチがオフとなり、何かがめざめた。

物語はどんどん悲惨さを増す。続巻で明らかに新たな悲劇の被害者となりそうな新キャラクター。
そしてこの巻の最後に「ええええ・・・・・?」と思うようなできごとも。

少しずつ自らの力で前に進みだした高塚と小松の前に広がるものは?

ということで次巻が気になる気になる・・・。
「35歳までに読むキャリアの教科書」
渡邉正裕 ちくま新書

知り合いの方が読んでらしたので、手にしてみる。
なかなかにわかりやすいキャリアデザイン書。
ただ、35歳あたりで読んでも遅い。
20代で読んでこそ意味のある本。具体例に富んだキャリアプランも興味深く、参考になった。
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