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彼の文章や講演って原始的で野生的な感じと、伝道者や、ニーチェのような悲壮感があるように思う。根拠ないけど。
彼の本を読んでると、彼の引用する人たちの本を読みたくなる。それがすてき。
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『泣くな、わが子よ』グギ・ワ・ジオンゴ 宮本正興 訳 第三書館
独立直前のケニア。英国の支配下。白人に抑圧されるひとびと。白人に土地を奪われ、小作人に身をやつしつつも穏やかな家庭を築いたゴゾ。ゴゾの息子で教育こそが自分たちを救う、と信じている主人公のジョローゲ。しかし、独立に至る不穏な空気の中、次第に環境は変わり、家庭も崩壊していく。そして教育を信じてきたジョローゲは絶望に至る。
著者であるグギの自伝的なデビュー小説とのこと。
文章は平明。読みやすく、しかし悲しい。後半。スティーブンという少年と思わぬ形で再会したジョローゲの会話は希望と、しかし実際にはその後の悲劇が。
本編は220ページほど。重い内容の割には短く、その分読みやすいのだが、個人としてはもう少し長ければもっと心に刻まれる一冊になったのかもしれない。
『戦後思想を考える』日高六郎 岩波新書
1917年に生まれた著者による戦前をふまえた戦後の思想、社会について。論、というよりはどちらかというと思い、エッセイのような感じであった。
その思考は非常に興味深い。栗原貞子さんの詩。日本と韓国でそれぞれ学生運動の中で亡くなった女性のできごと。
一本の筋の通った一冊、という内容ではなかったが、それでも刺激的な一冊。
『ジェンダーと「自由」理論、リベラリズム、クィア』三浦玲一・早坂静 編著 彩流社
一橋大学でのリレー講義。ジェンダーを基軸とする14人によるそれぞれの視点での世界の読み方。
フロイトや文学、ポップカルチャーやサブカルチャー、社会運動、アート活動などなど。
同じジェンダーでもそれぞれの研究分野によって実に多様な展開となる。一方でリレー講義ということもあり、全体としてのテーマが見えない。加えて一章一章が短いのでボリュームに欠ける気がした。
でも、その分読みやすいし、次々といろいろな考え方を知ることができ、とても盛り沢山な一冊。
良い一冊。
『忍術バトルRPGシノビガミスタートブック(上)』
『忍術バトルRPGシノビガミスタートブック(下)』
著 河嶋陶一郎 冒険企画局 新紀元社

知り合いからTRPGのお誘いが。シノビガミというゲームと聞いたが、知らないゲームだったのでとりあえずスタートブック上から読みだした。

アドリブ重視でゲーム上では現実性よりもストーリー性などが重視されるので、私の知るルールだと、GARPSやソードワールドなどと違いどちらかというと天羅万象や番長学園に近い。
さらにチームで何かをするというより、お互いの抱える秘密や使命をもとに時に敵に時に味方になる。

本上下巻は前半がリプレイ、後半にルールが記載されている。
上下は続き物になっていて、キャラクターも同じキャラクターも登場している。

なかなかにアドリブの力が求められるゲームだし、事前の設定やキャラクター性なども重要なので、ゲームマスターの能力も求められる感じ。双方が上手であれば楽しいゲームになるだろうなあ。

リプレイはそういう意味で非常におもしろい。
下巻は翌日が仕事なのについ夜更かしをして読み終わるまで止まらなかった。ストーリー自体はありふれたものと言えるんだけど、やはりリプレイだと展開がおもしろい。

やるのは大変そうだけど、楽しそう。
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